2021/04/09 18:15

ガーデンシェッドその3は床板に続いて壁の取り付けについてです。

シェッドは強度を出しやすく加工がしやすいので2×4タイプが人気です。

当方のシェッドも2×4で構成していますが、作るうえで気を付けていることがあります。


それは作業ミスによって強度不足とならないようにする事。


×4で強度を保つためには合板などの板材の周囲に2×4などの柱で囲い固定する方法で1枚のパネルとします。

このパネルを組み合わせて箱状にし強度を出していくのです。


パネルを構成する板材と柱の締結がしっかりしていないと強度が保てませんので注意が必要です。


時折このパネルを作る際に板材を使わず、柱に直接外壁の鎧張りを打ち付ける構成でシェッドを作っているお店がありますので要注意です。

これでは2×4特有の強度がでませんし、鎧張りだけの外壁だと強風時に雨水が入り込み中が濡れてしまいます。

室内は日光が届かないので乾きにくく室内が高湿度になります。


また設置場所についても配慮が必要です。

土などの地面に木製のシェッドを直置きすれば、地面に触れている部分は普段から多湿状態となります。

特に降雨の後は乾きが遅くなりがちなので直置きは避けたいところです。


木材は水気が加われば腐朽菌の温床となり木が脆くなります。

脆くなった木はシロアリが好んで集まる。といった悪循環に陥ります。


湿度を避けるためには地面から床までの距離を空けるのが正解です。

しかし距離を空けると入口の高さが気になってしまうと言う方もいらっしゃいます。

そんな時は床板の裏面に透湿防水シートをはり、湿気をシャットアウトします。



勿論鎧張りや漆喰壁にする前に、この時点で壁面にも透湿防水シートを全面に施工します。

これで強風時に巻き上げられた雨水が鎧張りの重ね合わせ部分から漏水しても本体は大丈夫です。

ちなみに透湿防水シートを重ね張りする際にはメーカ指定の"重ね代"があります。

(上下で重ねる際は100mm以上、左右で重ねる場合は150mm以上...など)



写真奥のパネルだけを設置していた時は、一枚だけ立っている状態なので当然グラグラしていました。

しかし両左右のパネルを付けた時点では人力で破壊するのは難しい程度の強度が出てきました。

この後手前にパネルを設置すると建物全体の強度が上がり、より強固になってきました。



だんだんと形が見えてきてシェッドの姿が現れてきますね。

続きは次の投稿にて...


弊社の商品アイテムにシェッドの詳細を載せております。

是非ご覧下さいませ。

m(_ _)m

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